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この秋のキーワードの一つは、「新株価指数」になるのでは

日本株市場の注目は、足元は2Q決算、国会の成長戦略などですが、さらにこの秋に注目したいキーワードは、「新株価指数」「ROE」(+公的年金運用改革)になるのではないかと思っています。

日経と日本取引所グループが共同開発中の新株価指数は、今年7月頃の新聞報道では;

  • 財務指標を使って構成銘柄を選定
  • 「ROE」(内外の投資家が注目する資本効率の指標)流動性、コーポレートガバナンスなどを基準に選定
  • 500銘柄程度を上限
  • 時価総額加重型
  • 今年中に算出を開始

となっていました。

なお、これは先週末に日経に出ていたGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の運用改革案(高ROEの成長企業への投資を増やす)の話題とも関係しますね。

この関連で、需給条件がより好転しそうな銘柄は、今のうちから、準備しておきたいと思います。

ROEランキング(全市場)はこちらです。 >>
http://info.finance.yahoo.co.jp/ranking/?kd=55&tm=d&vl=a&mk=1&p=1
なお、流動性が低いものや、持続的な成長が見込めそうにないものが多数含まれているので、選別が必要です。

「高ROE関連銘柄」はこちらです(まだ未完成です)。 >>

参考記事:
日経:
新株価指数、ROE軸に銘柄選定 日経と日本取引所が骨子
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGD3002C_Q3A730C1000000/
2013-07-30

新株価指数、最大500銘柄で構成 「選定プロセス透明に」
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFL300NY_Q3A730C1000000/
2013-07-31

公的年金で成長企業に投資 政府、収益力で選別
2013-10-05

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投資に生かすROE(4) 経営者の意識変化をとらえる

出所:日経
2013-08-30

(抜粋)

  • 実際に投資する場合は、(1)安定してROEが高くPBRが低い会社、(2)これまでROEが低くても今後改善する可能性が高い会社を探す
  • ROEが高く、PBRが低い会社のランキングは比較的簡単に入手可能
  • 今後、ROEが改善する会社を探すのは簡単ではない。利益が伸びている会社は成長力が高く、既に注目されて株価が上昇している可能性がある。成長は外部環境の変化に影響を受けるので、よく分析する必要がある
  • より成功確率が高いのは、経営者がROEを意識した経営にシフトした会社を見つけること。経営者が株主資本のバランスをとろうとすることで外部環境に関わりなく成果を上げることができる可能性が高いため。こうした企業は利益成長力があっても目立たない傾向があり、株価が割安なことが多い。
  • 会社が発信するメッセージの変化を注意深く見つける。例えば、決算説明会資料に今までなかったROEが記載されるようになるといった変化の兆し。資本政策も同様。新たな自社株買いの枠の設定、配当性向の目標の引き上げ、より踏み込んだ株主資本配当率(DOE)の目標の設定といった変化がヒントになる
  • 例えばアールシーコアは中期経営計画の中でROEの目標を掲げ、DOEの採用を発表した。ぐるなびは決算説明会資料の中にROEの数値を記載している。三菱重工業も中期計画でROEを目標に掲げるようになった

高ROE関連銘柄リストは、こちらです。 >>

投資に生かすROE(3) 資本と負債のバランスが重要

出所:日経
2013-08-29

(抜粋)

  • ROEをみる上で大切なのは中長期の視点。現在のROEが5%でも改善の兆候があれば注目に値する
  • 投資では利益成長を重視する。ただしROEを生かす投資ではバランスシート、特に株主資本を適切に保つかどうかも大切。
  • 経営者からは「ROEを高めるには借入金を増やし、レバレッジを高める手があるが、財務の安全性を毀損するので、望ましくない」という声を聞く
  • 長期投資家は無理なレバレッジを避け、事業を続ける上で適切な財務バランスを維持しながらROEが向上するのを望んでいる
  • 望ましいのは総資産をスリムに、負債と資本のバランスを事業のリスクに合わせた適切な水準に保ちながら利益を上げる経営
  • 株主資本を適切に保つには、自社株買い配当を通じて保有する現金を株主に還元する必要がある。自社株買いと増配は、経営陣が将来を明るく見ているというアナウンスメント効果がある

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投資に生かすROE(2)

出所:日経
http://www.nikkei.com/article/DGKDZO59016230Y3A820C1ENB000/
2013-08-28

  • 自己資本利益率(ROE)を投資に生かす上で知っておくべきことは「高ROE=高PBR(株価純資産倍率)」であること
  • よくPBRが1倍以下の会社は「株価が解散価値を下回っているので割安である」といわれるが、この考え方はその会社の過半数の株式を時価で取得し、全資産を簿価以上で売却するという場合だけに成立する
  • 一方、解散を前提とせず、ROEが6.7%以下の場合、PBRが1倍割れでも割安とはいえない。これは「PBR=ROE×PER(株価収益率)」という方程式があるからです。
  • 現在、世界の株式市場の平均PERは15倍前後に収斂している。ROEが3%ならROE3%×PER15倍=PBR0.5倍弱の評価が妥当
  • 逆にROE20%の会社のPBRが1倍であれば割安です。成長率が市場平均並みならROE20%×PER15倍=PBR3倍程度が適正と考えられる。
  • コンビニエンス各社のROEとPBRを比べてみると、ROEが高く改善する目標を持つローソンのPBRが最も高い水準にあり、ROEが低い中堅はPBR1倍を割っている。
  • 先進国の主要企業のROEが15~20%であるのに対し日本は0~5%で、PBRも1倍前後と世界で最も低い評価。日本企業のROEは改善傾向にあり、この傾向が続けば、日本株はPBRの上昇が期待できることになる

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投資に生かすROE(1)

出所:日経
http://www.nikkei.com/article/DGKDZO58973280X20C13A8ENB000/
2013-08-27

(抜粋)

  • ROE(自己資本利益率)とは、純利益を純資産(総資産から負債を引いた数値)で割った数字である。株主から預かっている資本を使ってどれだけ利益を上げているかの指標であり、経営の効率性を表す。
  • ROEは長期投資家、割安株に投資をするバリュー投資家にとっては、最も重要な指標の一つ
  • 投資家が注目するのは四半期決算や月次売上高などの短期的な数値よりも、長期的なROEの水準とトレンド。国際競争力、ガバナンスなどの非財務情報が成果に結びついているかを確認するため。
  • 生命保険協会の調査によると、投資家が「中期計画での公表を望む経営指標」としてROEは92%。企業が重視する売上高や利益とは、まだ認識にギャップがある
  • ROEは自己資本利益率と呼ばれることが多いが、株主資本利益率と呼ぶ考え方もある。ROEを経営者がどのように考えているかによって、ガバナンスの姿勢がわかる。

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