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東京都が一転、カジノ慎重派へ

東京都がカジノ慎重派へ転じている件のメモ。
カジノ誘致に気合を入れているフジテレビでの発言。
(日本金銭機械とかおさえておけばどこに誘致してもOKでしょうね)

カジノ誘致、東京都は一転慎重 知事「青少年に悪影響」
出所:朝日
2014-08-24

  • お台場のカジノ用地とされた都有地を貸し出し、担当部署を格下げ。治安悪化を懸念する声もある中で、五輪開催地の方針転換はカジノをめぐる議論に影響を与えそうだ
  • 「カジノは賭博。青少年への悪影響とか色々ある」「カジノがないと日本経済はよみがえれないと言う人がいるが、そんなものなくてもよみがえる」舛添都知事は17日、フジテレビの報道番組で語った
  • フジテレビは昨年9月、カジノを含めたリゾート都市構想を三井不動産や鹿島と一緒に、政府の国家戦略特区の作業部会に提出。そのテレビ局での発言に、都幹部は「カジノに慎重な知事の姿勢は固い」

カジノ関連銘柄はこちらです。>>

エボラ治療薬は「ペイしない」

エボラ関連として日本では富士フィルムなどが取り上げられていますが、このテーマは、新薬開発のビジネス的実情を国際的に考えないと、あまり意味がないと思います。
当サイトでは米国株の関連銘柄もリストアップしています。

エボラ出血熱の治療薬が簡単にできない理由
出所:JBPress
2014-08-18

  • エボラの症例が最初に確認されてからすでに38年。いまだに動物実験の段階までしか至っていない
  • 新薬の開発には通常、数百億円という巨額の資金が必要。ウイルスの基礎研究に始まり、実験室で抗ウイルス効果のある薬剤が発見され、良好なデータがでれば動物実験へと移行、その後人間に投与される臨床治験。通常は第1段階から第3段階までで(場合によっては第4段階)、段階ごとに投与される人数が増える
  • 第3段階になったところで薬剤の副作用が強く中止もある。中止になると製薬会社は数百億円をドブに捨てる
  • 同じウイルス感染症であるエイズは、すでに抗ウイルス効果のある薬が20剤以上も世にでている。エイズは1980年代半ばから研究開発が大変活発化。感染者・患者が増え続けていたとい点がエボラと大きく違う。1981年に世界で最初のエイズの症例が報告されてから、10年ほどの間に感染者・患者は万単位で増え、現在アフリカ諸国を中心に世界中の感染者・患者は約3500万人
  • 製薬メーカーの経済的な観点から述べると、エイズは「十分にペイする」病
  • エボラは今年感染者数は増えているが、1976年の発生から昨年末までの総患者数は2000人未満。製薬会社が数百億円をつぎ込むことが「できない」感染症
  • ただ今年の蔓延は、これまでの流れを変える勢いがある。
  • カナダの製薬会社テクミラ社の実験薬「TKM-Ebola」は、米国防総省との契約で1億4000万ドルの投資を受けて開発、動物実験では文句のない結果で、今後感染者に投与される可能性がある。
  • ペイしないことは分かっていても世界に拡がりつつある感染を止めるためにも、官民一体で薬剤開発に取りかかるべき

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エボラについて知っておくべきこと

エボラ熱がどういうものか、わかりやすく解説している記事をメモしておきます。

治療は、世界への感染拡大は? 史上最悪の伝染病、エボラについて知っておくべきこと
出所:Wired 2014-08-16

  • 致死率と感染能力が非常に高く、まだ効果的な治療法とワクチンが存在しない
  • 出血熱を引き起こすウイルスで、最初、熱や、筋肉の痛み、虚弱、頭痛、喉の痛み、吐き気、下痢といった一般的な症状が現れるが、数日で患者の様態は悪化し、体内でも体外でもひどい出血を起こし、死に至ることもある。感染して最初の数日は、簡単にただのインフルエンザと取り違えられる可能性がある。気付かないまま患者が動き回ると、ウイルスの非常に高い感染力もあって、ウイルスを拡散してしまう。死亡率も高く、種類によっては90%に達することもある。
  • 無症候性キャリアと推測されるフルーツコウモリとヒトとの接触を通して起きたと考えられる。感染源が田舎の地域に端を発しているのが特徴的。こうした地域では、住民たちは食べるためにコウモリを狩る。都市に移るのは第二段階になってからで、都市の人口密度がさらなる伝染を助長する。
  • エボラ出血熱の感染者に、動物実験段階の治療薬が投与され、症状が改善。実験中の薬やワクチンはたくさん存在する
  • エボラの場合、存在するのは1つの市場で、極度に狭いため、製薬会社にとってワクチンを開発するインセンティヴがない。したがって政府による資金投与が必要
  • 巻き込まれたどの国も、自らの責任で行動している。リベリアは最近、国境を閉鎖して、重要度の高い通過地点のみを開いておくことに決定し、伝染病に襲われたすべての集落を検疫のため隔離。ナイジェリアでは、ウイルスの広まった国々からの航空便が止められ、空港では病気の症状がないかすべての乗客に対して検査
  • アフリカの境界を超えて、ヨーロッパや、アジアや、アメリカに到達して、世界的大流行へと変身する危険度はそう高くはない
  • アフリカでは流行がまだ何カ月も続くと予想される

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エボラ被害規模は、はるかに過小評価されていた

WHO、エボラ熱被害の大幅な過小評価認める
出所:CNN
2014-08-16

「西アフリカ諸国で大流行するエボラ出血熱の問題で世界保健機関(WHO)は14日までに、犠牲者の増加に歯止めがかかっていない現状などを踏まえ、被害の規模ははるかに過小評価されていたと警告。WHOの今月13日時点のデータによると、ナイジェリア、ギニア、リベリアやシエラレオネでの死者数は計1145人。患者は少なくとも2127人」

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エボラ出血熱関連銘柄:今週のまとめ

現時点のエボラ出血熱治療薬関連銘柄をまとめておきます。

【日本株】
富士フイルムHD(4901)
治療薬を開発、米食品医薬品局(FDA)の優先審査対象

【米国株】
テクミラ・ファーマシューティカルズ:Tekmira Pharmaceuticals Corp (TKMR)
すでに人間への安全性試験を開始、米国株市場では既に株価が乱高下。

ニューリンク・ジェネティクス:NewLink Genetics Corporation (NLINK)
8月13日、人間を対象とする初の安全性試験を、数週間以内に開始できることを公表

グラクソスミスクライン:GlaxoSmithKline plc (GSK)
人間への安全性試験の開始に関してFDAの承認待ちの状態で、早ければ来月にも許可が下りる見通し

サレプタ・セラピューティクス:Sarepta Therapeutics, Inc.(SRPT)
治療薬を開発

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