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猛暑関連銘柄の中の独り負けは、「ワールドカップ早期敗退」関連銘柄

キリンHD(2503)の2Q決算が不調だった理由を分析した記事をメモしておきます。
ふだん何気に飲んでいるビールですが、ビール業界は実に苛酷な競争をしていることがわかります。

キリンに異変、なぜ首位陥落で独り負け?販促&商品戦略不発、市場変化に対応遅れる
出所:Biz Journal
2014-08-14

  • 2Qは従来売上げ不動トップだったキリンHDが陥落。業界万年4位のサントリーHDが首位へ。14年通期でも不変の予想。大手4社で唯一の減収・営業減益の独り負け。主力のビール事業不振が原因
  • 増税後の消費落ち込みに対し、競合他社が次々と新商品投入やさまざまな販促キャンペーンで「増税対策」を展開したが、同社だけはそれらしい対策をしなかった。同社は今年の販促の重点をワールドカップに置いていた。しかし早々の敗退で露出期間は長続きせず、加えて時差の関係もあり販促シナリオは不発に終わった。
  • 同社の販売数量に占める発泡酒と第三のビールの比率は65%。例えばアサヒGHDの約35%の倍近い。しかもその90%以上が増税後の駆け込み重要の反動減が大きい家庭向け
  • 上期は主力商品「一番搾り」の重点的販促に努めた結果、一番搾りの販売数量は前期比約5%の伸び。6月には「一番搾りプレミアム」も投入。一方ロングセラーで固定ファンも多いビール「ラガービール」や発泡酒「淡麗<生>」は販促予算を削られ販売数量が前期比約10%も減少
  • 競合他社が5月以降に新商品を軒並み投入した結果シェアを奪わ、上期全体では重点的販促品の一番搾りが前期比0.4%減少したのみならず、一番搾りと並ぶ主力ブランドの「淡麗グリーンラベル」(発泡酒)、「のどごし<生>」(第三のビール)も前期比マイナス
  • ビール業界担当アナリストは「業界最強といわれるビジネスモデルが老朽化してきた」と指摘。同社の強みはビール、発泡酒、第三のビールの絶妙なバランスにあったが、市場の変化で弱みに変じた。例えば、分野別シェアではシェアトップの淡麗<生>を擁する発泡酒は、市場自体が縮小。市場成長が続く第三のビールでは豆類を主原料にしたのどごし<生>が健闘していたが、当初主流だった「豆系」が廃れ、近年は麦類を主原料の「金麦」(サントリー)、「クリアアサヒ」(アサヒ)、「麦とホップ」(サッポロ)などの「麦系」が主流になり、キリンの競争優位が崩れてきた
  • 中核のビール分野でも「プレミアムビール戦争」が本格化する中、同社は一番搾りを「プレミアムな製法のビール」と位置付け、プレミアムビール戦争勃発後も「一番搾りそのものがプレミアムビール」と強調し、ビールの主戦場に背を向けてきた。一番搾りへの自信とこだわりが、キリン劣勢の原因となった

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「猛暑」関連銘柄

つい先日まで、今年の夏は「冷夏」の予想だったのですが・・・。

「冷夏一転、今年は猛暑? エルニーニョ現象、発生は秋以降に修正」
出所:産経ニュース 2014-07-10

『気象庁は10日、ペルー沖の太平洋赤道海域で海面水温が秋以降に高くなるとして、天候不順の原因となる「エルニーニョ現象」が秋に発生、冬にかけて続く可能性が高いと発表した。当初は夏に発生して今年は冷夏となる予測もあったが、同庁の向こう1カ月(12日~8月11日)の予報では一転、東日本などで平均気温が平年より高くなる見込みだ。』

猛暑関連銘柄として、まずは典型的なシーズンストックをリストアップしています。
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