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悲報

今週、私が最も動揺したのは(FOMCではなく、スコットランドでもなく)このニュースですね。
どうやら日本中で意気消沈している人が多数みたいですけど。

大江アナ結婚で「おじさんリーマン」傷心 女子アナ人気ナンバーワンの座保てるのか
出所:J-cast

リブセンスが大幅下方修正

リブセンス(6054)が本日、通期業績の大幅下方修正を開示しています。

出所:「業績予想の修正に関するお知らせ」(EPS以外単位百万円)
通期売上高:修正前 6,649 → 修正後 4,280
通期経常利益:修正前 1,950 → 修正後 517
通期EPS:修正前 43.95 → 修正後 11.91

★うむむ、この下方修正幅はすごい・・・・。ビジネスモデル自体を変えていくのか要注目です。

通期業績修正の理由
「当社の主なサービスは、「成功報酬型」ビジネスモデルにて運営。求人業界においては、景気回復を背景に企業の採用意欲が高まる一方で、昨年後半以降、求職者不足が継続していることや、Webマーケティング施策の遅れもあり、求人サイトへの求職者集客が想定を下回った
「各事業にて様々な挽回施策を講じているが、事業環境の急速な回復が未だ見られない」
役員報酬の減額を決議
代表取締役社長および社内取締役 : 役員報酬月額の50%
平成26年8月から6ヶ月間

『公務員・宅建・マンション管理士・FP』は好調、 『税理士・会計士』は落ち込み

資格の学校TAC(4319)が29日に業績修正を発表してから、昨日(S高)・今日と買われていますね。
TAC詳細TACチャート

上方修正の幅が大きいですが、注目したいのが修正の理由です。
http://www.ir.tac-school.co.jp/press.html

公務員講座が前年同期比19.4%増と好調に推移したほか、金融・不動産分野の宅建主任者・マンション管理士・FP講座等も堅調であったため、財務・会計分野や経営・税務分野の落込みをカバーすることができました』

不動産・金融関連の資格は、これからの経済環境に適していると考える人(や企業)が増えているのでしょうね。

会計・税務分野の資格は構造不況と思っているのですが、TACは意外とリスク分散できているようです。

なお第4四半期は、消費税率アップ前の駆け込み需要も予想されるようです。

日経平均もS&P500も、実力と比べて割高水準にある

昨日の日経に、「今年のノーベル賞のシラー教授が考案した『CAPEレシオ』によれば、現在の日本株は、米国株と同様に割高な水準にある」という記事がのっていましたね。

CAPEレシオ(Cyclically Adjusted Price-Earnings ratio)は、一般のPERと異なり、過去10年の平均利益に配当や物価変動を加味した値で割る計算方法で、景気循環の影響を排除し、企業の真の実力値と株価を比較しようとするものです。

計算式は違いますが、長期的な利益成長率でPERを割って算出する「PEGレシオ」と発想は似ているように思います。

日経平均が割高であれば、結局、結論は「個別銘柄を厳しく分析し、優良銘柄を割安な水準でていねいに仕込んでいく」のが正解かと思います。

「ハロウィーン効果」からしても、現在は「仕入れ」に注力する時期であると思います。

(参考)
Shiller Views U.S. Stocks as ‘Highly Priced’: Chart of the Day

シラー教授のHP

Cyclically Adjusted Price-Earnings (CAPE) ratio

出所:日経
ノーベル賞シラー教授の分析が示す「日本株は割高」
2013/10/29

(抜粋)

  • 今年のノーベル経済学賞受賞の米エール大学ロバート・シラー教授は10月中旬、大学での記者会見で、史上最高値を更新する米国株式相場に言及し、買われすぎとの認識
  • シラー教授は、行動経済学や、住宅価格指標「S&Pケース・シラー住宅価格指数」で知られる一方、株式の割安・割高を測る指標「CAPEレシオ」も考案、日本の市場関係者にはあまり知られていないが、欧米ではアナリストなどが多用
  • 「CAPEレシオ(景気変動調整後のPER)」は、株価を1年間の予想利益や実績利益で割って算出する一般のPERと異なり、株価を過去10年の平均利益に配当や物価変動を加味した値で割る計算方法。景気循環の影響を排除し、企業の真の実力値と株価を比較
  • S&P500のCAPEレシオは、シラー教授のホームページで確認。25日時点では24.64。過去、2000年前後のITバブル期を除くと、CAPEレシオが25倍前後まで上昇すると株価が下落に転じるパターンが多い
  • ニッセイ基礎研究所によると日経平均のCAPEレシオは、9月末では24倍強であり、こちらも割高と判断される水準
  • 日経平均のCAPEレシオは、金融危機以前は、恒常的に40倍を超え、米国に比べて高い傾向。1980年代のバブル期にPERが高水準まで持ち上げられ、その水準訂正が長期に続いたためとみられる。持ち合い解消が進み、外国人の売買比率が6割まで高まったことで、海外と比較できる水準に低下。
  • 外国人投資家は各国のPERやCAPEレシオを基礎資料として比較するようになっており、日本株がかつてのように欧米とかけ離れた水準まで上昇することは考えにくい
  • 昨年11月からの上昇局面では、日本のCAPEレシオは15倍と、米国の21倍に比べ大幅に割安だったが足元でCAPEレシオの水準は米国と同水準となり、海外投資家には買われにくい水準。通常のPERでも、日米ともに16倍弱で日本株が優先的に買われる理由はそれほどない。
  • 今後、日本株が米国株以上に上昇するには、経済の成長期待が高まり、ある程度のプレミアムが許容されるようになるしかない。
  • 中心となってきた「出遅れた銘柄を拾うヘッジファンド」は、企業の株価水準を厳しくチェックしながら買う投資家で、株価を押し上げるような買い方はしない。物価や賃金が実際に上昇し始めるかどうかをアベノミクスのチェック項目としてつぶさに検証している。特に春の賃金交渉への関心は非常に高い

「じゃっかん」の連発が気になる

本日は、銘柄分析とは関係がありません。

今日のお題は「じゃっかん」です。

株式とか経済の番組で、コメンテーターが「じゃっかん」を連発すると、いらいらして内容がまったく入ってこないのは私だけなんでしょうかね・・。

――――― 例文 ―――――
『今日の日経平均は方向感がじゃっかん乏しく、企業の決算発表をじゃっかん見極めたいという様子見がじゃっかん広がっており、一方米国市場は最高値をじゃっかん更新中で、日本株だけがじゃっかん弱いかたちとなっています。』
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「じゃっかん」を連発している方、若くして干されないよう気をつけて!