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「準天頂衛星」を利用した空港や工場敷地内のバス運行

当サイトのイチオシ投資テーマの一つ「準天頂衛星」に関する記事です。
東芝の工場敷地内のバス運行の試み。『空港や事業所の敷地内など(地図の情報が不足する場所)の移動手段』というところがポイントで、将来性は大きいと思います。

「GPS 超える精度」–準天頂衛星を利用する EV バスを東芝が開発
出所:Internet.com
2014-10-01

  • 東芝は、「準天頂衛星」を利用し、将来的に GPS を超える精度で現在位置を把握できるという EV(電気自動車)バスを開発。東京都府中市にある同社の事業所で、工場の見学や視察に訪れた人を運ぶために運行
  • 現在多くのカーナビは、米国の衛星測位システムGPSを利用、誤差10m程度の精度で現在位置を測定。カーナビは精度を高めるため、地図の情報と照らし合わせて位置を補正する技術も組み込んでいるが、空港や事業所の敷地など地図の情報が不足するところでは使えない。さらにビルや山に遮られGPSの衛星から電波を受信するのが困難な場合もある。
  • 日本の「準天頂衛星」による測位システムは、天頂方向に衛星が見え、ビルや山に遮られず電波が受信できる。さらに将来的には誤差数cm程度というGPS以上の精度で現在位置を把握できる見込み
  • 東芝はこのようなEVバスを、空港や事業所の敷地内向けの移動手段として2018年までに実用化したい考え。
  • GPSを補完・補強する技術が数多く登場する中、準天頂衛星を利用するシステムが今後どこまで普及するのか注目される。

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「準天頂衛星」の運用体制拡充

当サイトが継続ウォッチしている重要投資テーマ「準天頂衛星」に関連する大きなニュースです。

GPS監視「準天頂衛星」7基体制へ 政府、新計画に明記
出所:日経 2014/9/24

  • 政府は地上の位置情報を高い精度で測る「準天頂衛星」の運用体制を拡充する。日本版の全地球測位システム(GPS)と呼ばれるもので、現在の1基から7基体制の早期確立を目指す。体制が整えば自前のシステムで国内情報をカバーできる。12月に取りまとめる2025年度までの新宇宙基本計画に明記する方針。15年度から後継機開発の検討に入る。
  • 人工衛星による地上や海上監視には、宇宙からの高精度な位置情報の測位が重要。日本は米国の運用しているGPSに依存している面が多いのが実情。これが攻撃などで無力化された場合に備え、独自で運用できる測位システムの確立を急ぐ。
  • 政府は10年代後半にも準天頂衛星を3基打ち上げ、4基体制の構築を決定済み。4基体制でも米国のGPS衛星と組み合わせなければ運用できず、独自システムで日本上空を常時測位するには最低7基の体制が必要。25年度が最終目標年度となる新計画に7基体制を明記し、同年度までの配備完了をめざす。
  • 米国のGPS以外の測位システムではロシアの「グロナス」のほか、欧州が「ガリレオ」、中国が「北斗」の整備を進めている。宇宙における安全保障環境の変化もあり、米国も日本に対し、人工衛星による海洋監視や宇宙空間の秩序維持での連携強化を求めている。準天頂衛星の運用拡充はその一環。
  • 10年に打ち上げられ、運用中の準天頂衛星「みちびき」が20年に設計寿命を迎えることを受け、後継となる衛星の開発、整備にも着手。15年度予算案で研究費用を盛り込む検討に入った。
  • 安倍首相は宇宙空間を安全保障で積極活用するため、新計画を年内に策定するよう指示。日本周辺の安全保障環境が悪化する中、人工衛星による船舶監視や情報収集衛星の増設なども盛り込む方向

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「準天頂衛星」、現在の1機から7機態勢へ早期増強

昨日に続いて「準天頂衛星システム」関連の新しいニュースをメモしておきます。
準天頂衛星は2018年4月に4機体制の24時間運用体制になる予定ですが、以下の記事では、「宇宙基本計画」としてさらに7機態勢へ早期に増強、だそうです。

政府、新たな宇宙計画策定へ 人工衛星で安保能力を強化
出所:朝日新聞 2014-09-14

政府の宇宙開発戦略本部(本部長・安倍首相)は12日、新たな宇宙基本計画を年末までに策定することを決定。昨年策定の5年計画が継続中だが、中国の海洋進出や北朝鮮のミサイル実験増加など、安全保障の環境が変化していることを受け、人工衛星を使った安全保障能力を強める新計画を策定
新計画として検討中の内容は、日本版の全地球測位システム(GPS)に必要な準天頂衛星現在の1機から早期の7機態勢への増強、衛星を使った海洋監視、宇宙のゴミによる衛星の破壊を監視するための態勢づくりなど。アジア太平洋各国などとの衛星データの共同利用なども議論

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準天頂衛星を使った交通システムの国内初の実用化

当サイトのイチオシ投資テーマ「準天頂衛星システム」関連の新しいニュースを紹介します。

「誤差3センチ」EVバス運航へ 日本版GPS利用
出所:SankeiBiz 2014-09-13

  • 準天頂衛星を使った「日本版GPS(衛星利用測位システム)」により、電気自動車(EV)の位置を把握する交通システムを東芝が開発
  • 16日から同交通システムを搭載したEVバスの運行を、府中事業所で開始。準天頂衛星を使った交通システムの実用化は国内初
  • 東芝は日本無線と共同で、GPSの受信装置を開発
  • 米国の衛星を使う従来のGPSは、電波が大気圏を通る際の誤差などで、実際の位置に対し5メートル程度のずれが生じる。カーナビなどは、誤差を踏まえて地図データの位置情報を補正しているが、道路などのデータがない民間事業所や、空港の敷地内などでは正確な位置の把握が難しかった。
  • 準天頂衛星は日本の真上に近い位置から電波を照射するため、建物や大気などの影響を受けにくく、将来的に誤差は最小約3センチまで縮められる。このため、地図データのない敷地内でもバスの正確な位置がわかる。
  • 日本の準天頂衛星は現在1機しかなく、電波を受信できない時間帯があるため、当面は従来のGPSと組み合わせて運用する。準天頂衛星が4機体制になる平成30年ごろをめどに、正式に商品化する考え

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自動運転関連ベンチャー「ZMP」の新製品

上場が期待される自動運転関連のベンチャー「ZMP」の、新製品のニュースをメモしておきます。

ZMP、車載CAN対応GPSモジュールを発売…3種の衛星に対応
出所:Response
2014-09-11

  • ZMPは、3種の衛星に対応した車載CAN対応GPSモジュール「ZMP Position-Z2」の販売を9月10日より開始
  • 新製品は、GPSと気圧センサを一体型としたセンサモジュールで、計測データをCANフォーマットで出力
  • 米国のGPSに加え、日本の準天頂衛星「みちびき」、ロシアの「グロナス」に対応し、同社従来製品と比べ、対応衛星数が約2倍となったほか、日本の真上に位置するみちびきにより、ビルの谷間などでの測位感度が向
  • 取得したGPSデータはGoogleマップでの表示も可能

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