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政府の水素・燃料電池戦略ロードマップ

水素エネルギーの導入拡大に向けた政府の長期戦略に関する記事をメモしておきます。

2040年に化石燃料を代替する、「水素・燃料電池」の技術革新
出所:ITmedia
2014-08-04

『日本エネルギー経済研究所の試算によると、2050年に水素・燃料電池の国内市場は8兆円に達する見込みだ。2020年代まではエネファームを中心とする定置用燃料電池が市場の半分以上を占めるが、2030年代には燃料電池自動車が拡大する。さらに2040年代に入ると水素発電水素供給インフラの市場が伸びていく。』

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千代田化工建設ほか、水素燃料関連の動き

昨日の日経に、水素燃料を巡る主要な動きがまとめられていたのでメモしておきます。

この報道で、千代田化工建設(6366)が急騰しています。当ブログでは千代田化工に前から注目していたので、過去記事(こちら)もご参照ください。

ところで千代田化工って、単元株が1000株なんですよね。昨日の終値でいうと、最低購入金額は118万円。NISAで買えません(笑)。ミニ株ではそもそも手数料が割りに合わないと思います。

ちなみに千代田化工に特定した話ではありませんが、「優良銘柄で最低購入金額が100万円を超えるものが、もし株式分割を発表すると、需給が見直される可能性がある」という点に着目した作戦はありなのかなと思います(「NISA関連銘柄」?)。(参考記事:NS Journal

出所:日経
千代田化工、世界初の大型水素基地 燃料電池車用
2013-09-30

  • 千代田化工建設:2015年度に川崎市に世界最大級の水素供給基地を建設
  • 川崎重工業:水素輸送船開発。ロシアで水素工場の建設を検討
  • 大阪ガス:今年度にも都市ガスから従来の3倍の水素を生産する装置を開発、発売
  • JX日鉱日石エネルギー:化石燃料から水素を従来より2割多く取り出す装置を開発
  • 大陽日酸:水素ステーションの主要機器をパッケージ化し価格半減
  • 神戸製鋼所:燃料電池車に高圧水素を充填する圧縮機を開発

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世界初の「水素発電所」を東京湾岸に建設、2015年に90MWで商用化へ

出所:ITmedia「スマートジャパン」
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1309/17/news026.html
2013-09-17

抜粋

  • 川崎市と千代田化工建設は共同で「水素エネルギーフロンティア国家戦略特区」を国に提案。川崎市臨海部に大規模な水素エネルギー供給拠点を構築する計画で、中核になるのは「水素供給グリッド」と「水素発電所」。いずれも2年後の2015年に実現を目指す。
  • 水素発電所は世界で初めて商用レベル、発電規模は90MW(メガワット)の設備を建設する。CO2を排出しない発電設備として、原子力を代替する期待がかかる。
  • 水素供給グリッドは大量の水素を輸送・貯蔵する技術を生かして、川崎市臨海部の各種の施設へ水素を供給
  • 水素を輸送・貯蔵する方法としては「有機ケミカルハイドライド法」を採用。ガスの状態にある水素を液体に転換する方法
  • 国家戦略特区は安倍政権の成長戦略の一環で、第1弾として10月中に数カ所の特区が指定を受ける予定

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千代田化工建設の水素事業

千代田化工建設・澁谷社長へのインタビュー記事から、水素事業に関する部分を抜粋します。

出所:東洋経済
http://toyokeizai.net/articles/-/19607
2013-09-16

(抜粋)

  • 将来、燃料電池車が普及すれば、大量の水素が必要になる時代が確実にやってくる。これまで水素は、経済合理性の観点から長距離輸送や大量貯蔵・供給が難しいとされてきたが、当社は独自の触媒技術を開発し問題を克服できた。
  • 水素はトルエンと化学反応させると常温・常圧下でメチルシロヘキサン(MCH)という液体になり、通常のタンカーや備蓄タンクといった既存インフラを使って効率よく大量に輸送・貯蔵できる。しかし、その液体から再び水素を取り出すのが難しかった。従来の技術では非常にコストが高くなり、非現実的だった。当社が開発した独自の触媒技術を用いれば、そのコストを劇的に下げられる。
  • このコア技術を大きな武器として、水素のサプライチェーンに入っていきたい。大量消費地で必要になる大規模な脱水素プラント(液体状のMCHから再び水素を取り出す専用施設)のEPCはもちろん、自ら脱水素プラントを運営して販売事業者になることも視野に入れている。中東など海外からの輸入業務も他社との共同で検討

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