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海外ソブリンファンドが保有する日本株の銘柄

海外のソブリンファンド(政府系ファンド)が保有している日本株の銘柄は、チェックしておいた方がいいですね。

ソブリンファンド世界第2位のノルウェー政府年金基金(1位はアラブ首長国連邦)の保有銘柄に関する記事をメモしておきます。
(ちなみにノルウェーは、欧州最大・世界3位の北海油田からのマネーを世界中で運用する、一人当たりGDP世界第3位の超安定国家です。EUに加盟しないのも、メリットの方が少ないからです。)

「創業経営者好む外国人 決断早く株主と利害一致」
(オーナー経営の銘柄の方が投資しやすいのは、日本では常識かと思います。日本の場合、サラリーマン経営は多くの場合「決められない経営」ですからね。。)
出所:日経 2014-08-14

  • 13日、小動きの相場で、じわりと買い進まれたのが上場来高値を更新した医薬品情報サイト運営のエムスリー。高級宿泊予約サイトを運営する一休も株式分割後の高値。共通するのは創業経営者がいる点
  • 「サラリーマン経営よりもオーナー経営を重視したい」。5月、英国で複数の投資家と対面した一休の森社長は異口同音に語りかけられた。面会したのは英国の超富裕層の資金を中長期運用する機関投資家ばかり。彼らが利点として指摘したのは(1)決断が早い(2)会社の大株主なので投資家と利害が一致(3)生涯現役の場合が多く長期の視点で経営できる点
  • 森社長は投資家がROEを重視していると意識。7月末に最大7億円の自社株買いを決定
  • 8月に上場来高値をつけた江崎グリコ、ドラッグストアのコスモス薬品、建機レンタルの西尾レントオールはノルウェー政府年金基金が株を保有。シスメックスは米大手機関投資家キャピタルグループが大株主
  • 株式の保有時価が100億円を超えるオーナーがいる134社の株価を調べると、13年末に均等額を投資したとして平均株価をはじくと直近までにオーナー経営企業の平均株価は13%上昇。日経平均が7%下げたのとは好対照。アベノミクス相場が始まってからの日経平均の上昇率が76%なのに対し、オーナー経営の134社は過半の株価が2倍以上。
  • 日本電産の永守重信社長はモーターをパソコンから自動車向けに発展させるなど長期経営で知られる
  • コロプラは馬場社長が素早くゲーム開発の方向性を決め、業績を伸ばしてきた
  • オーナー経営には特有のリスクも。日本電産は永守社長への経営依存度のリスクを有報に明記。ファーストリテイリングは05年、いったん会長に退いた柳井氏が社長に復帰。社内にオーナーの暴走を止められる人がいなければ会社が漂流する可能性も