出所:日経
2013-08-29
(抜粋)
- ROEをみる上で大切なのは中長期の視点。現在のROEが5%でも改善の兆候があれば注目に値する
- 投資では利益成長を重視する。ただしROEを生かす投資ではバランスシート、特に株主資本を適切に保つかどうかも大切。
- 経営者からは「ROEを高めるには借入金を増やし、レバレッジを高める手があるが、財務の安全性を毀損するので、望ましくない」という声を聞く
- 長期投資家は無理なレバレッジを避け、事業を続ける上で適切な財務バランスを維持しながらROEが向上するのを望んでいる
- 望ましいのは総資産をスリムに、負債と資本のバランスを事業のリスクに合わせた適切な水準に保ちながら利益を上げる経営
- 株主資本を適切に保つには、自社株買いや配当を通じて保有する現金を株主に還元する必要がある。自社株買いと増配は、経営陣が将来を明るく見ているというアナウンスメント効果がある