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行動ファイナンス

『会社の財務データと株価が入手できれば簡単に計算できるこのPBRやPERがバリュー銘柄の判別指標になることは、昔(1940年代)からよく知られていた。けれども、その後の現代ポートフォリオ理論やオプション評価理論などノーベル経済学賞を受賞するような華々しい金融経済学の理論は、このバリュー銘柄の好成績を無視する方向へ発展していったのである。しかし、ノーベル賞とは関係なく、バリュー銘柄がグロース銘柄を投資成果で凌駕するという傾向に基本的な変化は見られかったのである。

ここでみなさんは不思議に思わないだろうか。どうしてこんな簡単な方法で市場(全体)に勝てるのか、そしてどうしてみながこの方法を採用しないのかと。

その理由は心理的なものだ、というのがこの本の、そして行動経済学の中心テーマなのである。』

人生と投資のパズル
角田康夫
文春新書

小まめに売ること

『正しい長期投資は「売る」ことである』

『何ひとつ確かなことがないのが相場の世界。絶対うまくいくやり方なんてない。だからこそ何度もトライするのだ。ポイントは何度もトライできるようにしておくことである。そのためには、小まめに売ることである。』

「ストラテジストにさよならを」 (ゲーテビジネス新書)
広木隆

マネックス証券のチーフ・ストラテジストの著者による、目からウロコの指南書。

ストラテジストにさよならを

「ストラテジストにさよならを」 (ゲーテビジネス新書) [新書]
広木隆

マネックス証券のチーフ・ストラテジストの著者による、目からウロコの指南書。

『日本株は長きにわたり基本的に右肩下がりで、たとえば、代表的な株価指標であるTOPIXの2001年から2010年までのリターンはマイナス30%である。だが実は東証1部上場企業の48%の銘柄でこの10年間のリターンがプラスになっている。(中略)値上がりした銘柄のリターンの平均は90%以上だ。(中略)
ここから得られる示唆は何か?それは、できるだけ日経平均やTOPIXのようなインデックスから”離れる”ことである。市場全体の大きな成長が期待できないなかで、その市場に連動してしまっては投資の成果が芳しいものにはならないだろう。』

日本人はなぜ株で損するのか

最近読んだ本の中では最も印象が強かったので、紹介します。

「日本人はなぜ株で損するのか? 」(文春新書) [新書]
”かつて5000億円を動かしたカリスマ・ファンドマネージャーによる実践的な株式運用の方法論。学生、投資家、ビジネスパーソン必読の書。”

『トライアングルのどこで、市場はどんな認識をし、株価はどう反応しているかを知るのです。実体経済における循環と同じように株価も循環があります。株価が折り込むという言葉はこの循環に他なりません。』

竹田和平氏

100社以上の大株主に名前を連ねている「日本のバフェット」竹田和平氏。

- 情報源は会社四季報だけで十分
- 投資は結局、会社の経営者の資質である
- 上がってよし、下がってよしの株価かな

「上場会社百数十社の大株主である竹田和平さん。貧しい菓子職人だった竹田さんが、どうして日本一の大投資家になれたのだろう。彼の投資の神髄は意外なものだ。まっとうすぎて、みんなが見落とす盲点なのだ。さあ今日からあなたも竹田さん流の旦那的投資術で、豊かで楽しく喜びに包まれた人生を送ってみようではないか。」