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建設セクター・建機セクターが享受する自動運転技術のメリット

コマツはGPSを使ったIT化を以前からすすめていますが、今回のニュースは、操作が難しいショベルにも自動運転技術を導入する、というものです(ブルドーザーには既に導入済み)。
建機が自動化されると、測量などいろいろな人的負担を減るせ、人員配置もより高度化するのですね。

建設セクター・建機セクターは、自動運転やロボットなど、旬な株式テーマと相性が良い業種のように思いますね。

コマツ、油圧ショベル自動運転 日米欧に投入
出所:日経 2014-10-24

  • コマツは自動で整地や掘削作業ができる油圧ショベルを日米欧市場に投入する。GPSやセンサー技術などを駆使し、地面を掘る作業の制御を機械が受け持つ。複雑な作業が可能となり、熟練作業員の不足を補えるほか、作業の効率化で稼働台数の削減にもつながる。作業員の高齢化や人手不足に悩む日本など先進国での普及を目指す
  • 10月に欧州で販売開始、日本ではレンタルで導入。11月に米国で発売方針。大阪工場で生産、中型ショベルで価格は3千万円強と従来機より5割高。
  • コマツはITを活用した自動建機を次世代の戦略商品に位置づけ。2013年には日米欧で自動ブルドーザーを投入、より操作が難しいショベルも加えることで自動化対応を加速
  • GPSや建機の機体に取り付けたセンサーで、位置情報や地面の状況などをリアルタイムで把握。ショベルに搭載したコントロールボックスに送った設計データ通りに、地面の掘削や整地する場所を数センチ単位で調整し、作業を進める。ショベルの移動やアームを動かすといった基本動作は人が受け持つが、熟練者でなくても設計データ通りに作業できるため効率が高まる。現場での測量などを減らせることから、作業負担も軽減
  • 自動建機を使うと工事の進捗や作業量などがリアルタイムで把握できる。建機の稼働状況が分かる「コムトラックス」と呼ぶサービスを提供、部品交換や修理時期の最適化などに役立てる。自動建機と組み合わせて、建機や人員の適切な配置と運用ができる。
  • すでに商品化したブルドーザーでは自動化による効率向上で必要な台数が半減したケースもあり、使用頻度にもよるが数年の使用で初期コストを回収できるとみられる。自動ブルドーザーは日米欧でこれまでに約500台の販売実績がある。北米では当初目標の3倍の売れ行きで、中型機では新車販売の半数近くを自動ブルドーザーが占める。日本では昨年9月にレンタル導入、既に約200カ所の現場で利用
  • 米キャタピラーなど建機各社も位置情報や図面データを活用して作業を効率化する機械やシステムを実用化している。ただ、モニターに掘削位置を表示するなど作業の補助が主な機能
  • 国内では東日本大震災の復興に加え、老朽インフラの更新や20年の東京五輪を視野に入れた建築工事が活発になっている。作業員の人手不足や人件費高騰が顕在化しており、これを機に自動建機を普及させたい考え

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