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「新車販売台数」を見ると、個人消費の動向がわかりやすい

我が国の自動車業界は裾野が非常に広く、日本経済に大きな影響を及ぼしていますが、この関連の代表的指標が「新車販売台数」です。

具体的には、日本自動車販売協会連合会が発表する乗用車の陸運局登録届出台数と、全国軽自動車協会連合会が発表する軽四輪乗用車の販売台数を合計したものです。
(2つの団体の出す数値を足し合わせる、といういかにも日本的にめんどくさい指標ですが)前月分が翌月初には発表されるという、米国雇用統計並に早く発表される速報値なので、足もとの個人消費、景況感を見るうえでとても有効な経済指標です。)

一目瞭然ですが、この指標はとてもはっきりした季節変動がありますね。
また去年後半からの消費税導入前の駆け込み需要、そして消費税増税後の「買い控え」が長期化していることわかります。
ことし後半もこの調子だと、先行きは明るくないです。(再増税は可能でしょうかね。。)
JPY_CarSales_2014-08
なお「新車はなぜ3月に最も売れるか?」というと、ディーラーがメーカーから受け取るインセンティブが、4月~翌年3月までの年度販売台数によって決まるため、3月決算前には販売台数を増やすための値引きが大きくなり一年で一番安くなるため、といわれています。