出所:日経
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDF11001_R10C13A9SHA000/?dg=1
2013-09-13
(抜粋)
- 走行時に水しか出さず「究極のエコカー」と呼ばれる燃料電池車。トヨタ自動車などは1億円といわれた製造コストを下げ、2015年にも500万円台で市場投入する目標を掲げて開発中。一方、普及の障害となっているのが燃料を補給する水素ステーションの設置コスト。国内の水素ステーションの価格は5億~6億円。対してドイツは1.5億円で済む。その差の多くは多重な安全規制
- 燃料電池車の主な規制は、水素ステーションに用いられる鋼材を限定(経産省)、天然ガス自動車とガソリン自動車の停車スペースが一緒にできない(消防庁など)、燃料電池二輪車の認可制度が未整備(国交省など)
- 爆発の危険性がある水素は安全な管理が必要とはいえ、燃料電池の開発で先行したドイツでは安全措置を事業者に委ね、規制は最小限
- 経産省が14年度中に水素タンクに安価な鋼材を使えるように規制を緩める方針だが、どの程度コストが下がるかは未知数。その間に海外の攻勢が続く