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KONAMIのカジノ関連IR情報を見て(カジノは世界的成長産業)

コナミが米国のカジノ関連展示会に出展、というニュースがあったので、同社のカジノ事業について、ホームページのIR情報を見てみました。

展示会出展のニュース:4gamer.net
KONAMI,アメリカで開催中のカジノ業界最大級の展示会「G2E 2013」に出展
2013-09-27
『「SYNKROS」は、カジノ施設にあるスロットマシンの情報や顧客情報、会計などの管理をリアルタイムでできるシステムで、カジノ運営会社は蓄積された情報を分析することで、マーケティングツールとして活用することができる』


この事業の米国現地法人Konami Gaming, Inc.は、1997年に設立されています(他に豪州など)。
下記のセグメント別業績の推移をみると、カジノ関連事業の全社利益に対する貢献度は、徐々に高くなってきていますね。昨年度で全社利益の約1/5を占めています(「その他/消去」考慮前で)。ハード単体から、IT化の中で管理ノウハウまで一括した「システムを売る」、というビジネスに広がっていく流れかと思います。
観光資源開発の国策として各国が推進しており(日本でも動きが・・・)、世界的な成長産業と見込まれています。

http://www.konami.co.jp/ja/corporate/business/casino2.html

  • 世界におけるゲーミングが合法化されている国と地域は130カ国を超え、現在その数は、年々増加中
  • ゲーミング市場では現在、技術革新によるIT化とグローバル化の波が押し寄せ、世界規模での市場成長が一層進展すると見込まれる
  • グローバル化は北米を基盤とするオペレーターの世界進出が牽引すると見られ、北米における基盤強化と北米型カジノへの対応が大きな課題
  • 商品面においては、IT化とともにスロットマシン単体型からカジノ・マネジメント・システムとの連動で、より一層の効率化・能動化を可能にするシステム商品へのニーズが高まり、両者の複合によるネットワーク型商品へのシフトが進むと予測

セグメント別売上高推移(単位:億円)(出所:コナミHP、業績ハイライト資料)

2008年
3月期
2009年
3月期
2010年
3月期
2011年
3月期
2012年
3月期
2013年
3月期
デジタルエンタテインメント事業 1,789 1,876 1,427 1,331 1,404 1,164
健康サービス事業 865 900 858 859 826 799
ゲーミング&システム事業 185 183 200 219 252 250
遊技機事業 144 180 184 54
その他/消去 134 138 -7 -9 -8 -6
合計 2,974 3,098 2,621 2,580 2,658 2,260

セグメント別営業利益推移(単位:億円)(出所:コナミHP、業績ハイライト資料)

2008年
3月期
2009年
3月期
2010年
3月期
2011年
3月期
2012年
3月期
2013年
3月期
デジタルエンタテインメント事業 354 416 215 170 330 212
健康サービス事業 53 -83 -19 -25 28 30
ゲーミング&システム事業 28 34 47 64 67 56
遊技機事業 29 62 42 -12
その他/消去 -96 -94 -84 -63 -57 -67
合計 338 274 187 208 410 219

2014年3月期第1四半期:ゲーミング&システム事業

2013年3月期
第1四半期
2014年3月期
第1四半期
売上高 52 61
営業利益 10 12

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