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東京五輪で世界に飛躍してほしい地方銘柄

オリンピック関連銘柄としてあれこれと書いていますが、何といってもオリンピックの主役は選手で、それを支えるのは競技用具です。
9月16日の日経「選手支える地方中小の匠 競技用具、世界へ発信」という記事の中で、規模は小さいながら技術力や品質を武器に高いシェアをもつ地方企業が紹介されています。

  • 早川繊維工業(国際柔道連盟公認の柔道着メーカー)
  • 東洋造機(テニスやバドミントンのラケットにガットを張る装置は、世界中のガット張り職人の垂ぜんの的)
  • ノースセール・ジャパン(ヨットの帆)
  • ササキスポーツ(世界レベルの大会では8~9割のシェアを持つ新体操の手具)
  • スタート(日体大内のスポーツ用品店)
  • ウエサカティー・イー(バーベル)
  • ミロク(射撃競技用の銃)

その中から、本日は上場企業の「ミロク(7983)」を紹介します。高知に本社がある会社です。上記日経記事の中では;
『「日本選手の活躍を願っている」。射撃競技用の銃を製造するミロクの弥勒社長は、東京五輪開催に人一倍期待している。「かつて年間5万丁あった国内需要は2千丁に減った」。東京での五輪開催は流れを反転させる好機になる。「クレー射撃はメンタル面も非常に大切。銃の信頼性が何より重要だ」(弥勒社長)。同社は製造した銃を世界有数のメーカー、米ブローニングにOEM供給しており、銃床を作る木工技術を応用した木製ハンドルは、トヨタ自動車の「レクサス」が採用している。』
と紹介されています。

ミロク HP
HP_Miroku
http://www.miroku-jp.com/index.html

ちなみに、四国地方は上場企業が少ないですが、いい会社が多いです。ジャストシステム(4686)や大塚HD(4578)は知名度が高いですが、それ以外にも、「タダノ(6395)」「井関農機(6310)」「南海プライウッド(7887)」など、好実態の渋い会社が多いです。

その中でも、「ミロク」はきわめて異色です。(会計ソフトではなく)猟銃の国内首位メーカーですから。
売上の大半は、海外向けです。米国ブローニング社にOEM供給。工作機械や高級車用ハンドル等へも多角化しています。財務体質も良好です。(Yahoo詳細Yahoチャート

(参考)高度な職人技で世界最高品質の猟銃を製造
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sapoin/monozukuri300sha/7shikoku/39kochi_01.html
東京五輪を契機に、ぜひこのような高い技術力の地方企業が、世界に飛躍してほしいと思います。

※ちなみに、麻生副総理(財務大臣・金融担当大臣)は、モントリオール五輪のクレー射撃日本代表、現在も日本クレー射撃協会の会長ですね。

東京オリンピック関連銘柄リストは、こちらです。 >>