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3Dプリンターが産業革命をおこすためのカギ

先日キンコーズの話題を紹介しましたが、3Dプリンタが「産業革命」を起こすには、既存の工業用ニーズを前提にするのではなく、医療やアパレル、食品などで新たな用途を見出すための、斬新なアイデアや技術を生み出せる人材育成が重要のようです。下記の記事を見る限り、日本は遅れているようですね(関連銘柄はたびたび物色されていますが・・・)。なお、「3Dプリンタ関連銘柄リスト」には、米国市場の関連銘柄も掲載していますので、興味があればご参照ください。

出所:ロイター
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTYE98J04320130920
2013-09-20

(抜粋)

  • 3Dプリンターに期待が高まっているが、業界関係者からは過熱しすぎとの声も多い。遅い成形時間、狭い用途など現時点では大量生産に使うには課題が多い
  • ただし、製造業以外にこそ大きなマーケットが潜んでいるとの指摘がある
  • 鋳造用3Dプリンターの開発で経済産業省から委託を受けた群栄化学工業は5月28日の終値228円から7月11日に一時710円と3倍以上上昇
  • 海外製3Dプリンターを販売するMUTOHホールディングスは5月下旬から8月高値まで約2倍に上昇
  • 3Dスキャナーを展開するパルステック工業も同4倍と大幅高
  • オバマ米大統領が2013年2月に3Dプリンターを製造業復活の切り札として掲げ、世界的ブームが沸き起こっている。
  • 日本でも官民連携での新型3Dプリンター開発が動き始めたが、業界からは冷静な声が多い。製造業のプロセスにはすでに20年以上組み込まれてきたが、「産業革命」には至っていない。
  • 実は、成長が期待されるマーケットは製造業ではなく、非製造業にある。大量生産には向かない非製造業にこそ、3Dプリンターが発展する余地がある。医療やアパレル、食品など他業種と結びつけることが重要
  • 米調査会社ウォーラーズ・アソシエイツは、3Dプリンターの世界市場規模は2021年に108億ドルと12年実績比で約5倍に拡大すると予測
  • 既存の製造装置を置き換えるのではなく、新たな用途を見出すためには、新鮮なアイデアと技術を持った人材が必要
  • 教育現場に3Dプリンターが導入され、10数年後に柔軟な頭脳を持つ人々が第一線に立てばイノベーションが起こるかもしれない。そのとき産業構造が変革する可能性はある
  • オバマ米大統領は2012年8月、民間企業や大学機関、非営利団体などで構成された全米積層造形技術革新機構(NAMII)を設立。また、今後4年間で1000カ所の学校に3Dプリンターなどを完備した「工作室」を開く計画を発表
  • 欧米に続き中国やシンガポールも相次ぎ参戦、日本の対応は急務

3Dプリンタ関連銘柄リストはこちらです。 >>