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カジノ誘致「全国で3か所」の方向、大阪・沖縄は当確か?いよいよ臨時国会スタート

いよいよ秋の臨時国会が始まります。先の通常国会で先送りされたカジノ法案の行方に注目が集まります。
7月26日の日経では、大阪は「都市型」の候補地として、沖縄は「地方型」の候補地として確実視される、と報道されました。さて東京はどうなるでしょう?(なお下の記事には横浜の解説がありませんが、横浜も注目と思われます。)

カジノ候補地はどこ?東京への誘致は雲行きあやしい?
出所:Zuuonline 2014/09/28

  • 日本のカジノの市場規模は2兆円、年間2000万人の外国人観光客を呼び込めるとして、20程の自治体が候補地として名乗り
  • 5月に安倍首相がシンガポールのカジノ施設を視察、6月に継続審議となった「特定複合観光施設(IR)区域整備推進法案」は今秋の臨時国会で、成立する可能性
  • IR議員連盟では、都市型と地方型の2つのカテゴリーを同時並行し、全国で3カ所程施設を作る方向で進めています。有力候補地は、東京、大阪、沖縄、北海道など
  • 東京は、2020年の東京五輪を見据え、カジノ誘致の最有力候補地だった。99年に石原元知事がお台場でのカジノ構想を掲げたことに始まり、猪瀬前知事に継承。フジ・メディアHD他数社は、お台場にカジノやホテル、会議場などの複合施設を建設する計画。ところが8月に入り、米MGMリゾーツ・インターナショナルが2017年移転予定の築地市場跡地の調査開始と報道。築地市場は、23.8万㎡の広大な土地。しかし、舛添知事が東京へのカジノ誘致に消極的な姿勢から、東京への誘致自体、雲行きが怪しい
  • 橋下大阪市長率いる大阪維新の会は、大阪へのカジノ誘致に積極的。大阪府・市は今年度予算に調査費用として800億円計上。夢洲(ゆめしま)を建設予定地。夢洲とUSJを鉄道で結ぶ構想も。関西空港に近い好立地、東京五輪前の大阪のカジノが実現すれば、関西空港を利用する外国人を中心にした来訪が期待でき、多くの世界遺産のある京都や奈良、神戸など近隣自治体への外国人観光客の増加という波及効果もあり、経済低迷の関西圏の復権にもつながる。夢洲の地価はお台場の4分の1程度というメリットもあり、東京の消極的姿勢からも、都市型カジノの候補地として、大阪は有力候補地に躍り出ている
  • アジアでの国際リゾートとしての地位を確立したい沖縄も有力な候補地。沖縄は小泉政権下でも、沖縄の振興策としてカジノ特区を設立する機運が高まった。当時から仲井眞知事も積極的。 カジノ誘致と引き換えに普天間基地から辺野古への米軍基地移転を沖縄県が容認するのでは、という見方も。米軍の規模縮小は、沖縄経済にとって大打撃、普天間基地はカジノの立地として優れている
  • 北海道では、苫小牧、小樽、釧路3市が2013年に名乗り、道の今年度予算で調査費として2000万円計上。自然を生かしたリゾートとカジノの複合化施設。ただし、道内には反対意見も根強い
  • まだ、カジノ法案は成立しておらず、何か所が認可を受けるか、不透明な状況。この4道府県以外にも、長崎、宮崎などを有力候補地とする考え方も。しかし、7月26日付の日経新聞の報道で、大阪と沖縄はほぼ当確とされたことからも、この大阪は都市型の候補地として、沖縄は地方型の候補地として、確実視されている。

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臨時国会の会期が決まった

秋の臨時国会の日程が決まったのでメモしておきます。
会期は来週29日(月)に召集、11月30日までの63日間。
今回の目玉は、何と言ってもカジノ法案ですね。

出所:NHK 2014-09-25

  • 衆議院議院運営委員会の理事会が開かれ、今月29日に召集される臨時国会の会期を、11月30日までの63日間とすることで与野党が合意
  • 政府・与党は、安倍首相が最重要課題に掲げる「地方創生」や「女性が活躍できる社会」の実現に向けた法案を提出し、成立を目指す方針。与野党が激しく対立するような法案は少なく、内閣改造で支持率が上昇した与党ペースで審議が進むことが予想される。

「特定複合観光施設整備推進法案」(先の通常国会で審議入り、先送りした議員立法のカジノ法案)
「女性活躍推進法案(仮称)」など

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カジノ関連銘柄の別の切り口は「ホテル」

カジノ及びその周辺に国際会議場・国際展示場、商業施設などができれば、ホテルが受ける恩恵は大きいでしょう。保有不動産の値上がり期待というメリットも。
たとえばジャパン・ホテル・リート投資法人(8985)。主要都市にバランスよく物件を保有しているので、カジノ構想がどこで実現されても少なからず恩恵を受けられるようです。

カジノ法案の恩恵を受ける不動産関連銘柄
出所:不動産オンライン
「カジノ及びその周辺にオフィスビルや商業施設、国際展示場などができれば、外国人観光客には大きくアピールできますし、必ず宿泊を伴います。お台場であれ、築地であれ、あまり関係ありません。開発地が決まってからも十分動くことができます。注目銘柄が三井不動産系の帝国ホテルや西の名門、ロイヤルホテル。本業の収益拡大期待と共に保有している不動産の値上がり期待もあります。またジャパン・ホテル・リート投資法人もチェックしておきたいところです。一部変動賃料となっているので、外国人観光客の増加により、ホテルの稼働率が上がり、受け取る分配金が増える可能性もあります。また収益が向上すれば保有しているホテルの価値も上がり、売却益による分配金増加も期待できそうです。北海道を除く主要都市にバランスよく物件を保有しており、カジノ構想がどこで実現されても少なからずの恩恵を受けられるという点が大きな魅力」

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日本金銭機械の焦点は、(国内のカジノ解禁よりも)米国でのビジネスモデル変革

カジノ関連の中核銘柄、日本金銭機械(6418)について、かなり詳細な記事が日経にでていたのでメモしておきます。 米国での熾烈な競争に勝つためにM&Aで新しいビジネスモデルを構築中。日本金銭機械は好財務で、自己資本比率が約80%です。

日本金銭機械、米カジノ市場で成長に賭ける
出所:日経 2014-09-22

  • 9月18日時点の日本金銭機械の株価は2051円、2年前の約3倍。勝負のカギは国内のカジノ解禁の動向より、むしろ240万台のスロット機が動く欧米のカジノ市場
  • 北米で稼働中のスロット機は85万台に及ぶ。当社はスロット機に使う紙幣識別機を製造し、6割強の世界シェアを握る。90年代初頭に米国でスロット機への紙幣投入が解禁されると、いち早くカジノ向け紙幣識別機を投入、2000年初頭まで市場をほぼ独占、現在も北米のシェアは7割を超える
  • 07年まで10%を超えることもあった北米地域の売上高営業利益率は13年度で6.8%。米国の天候不順に加え、機械の更新需要が前年度比4割近く減少、14年4~6月期営業利益は2億8400万円と前年同期比で半減。原因は紙幣識別機の世界市場を二分する米MEI社との苛烈な価格競争。激しい価格競争は安定収益源の保守サービス分野にも波及
  • 北米では17年までに20軒前後の大型カジノ新設が予定、更新が見込まれる紙幣識別機の需要も最大7万台前後
  • 中長期の成長に向けて8月、米フューチャーロジック社(FL社)を約74億円で買収。FL社はスロットマシンの獲得賞金をバーコードのデータにし、チケットで発券する印刷機に強い。スロット機の支払いユニットの中で、これまでは製造元が異なっていた紙幣識別機と印刷機について横断的なシステムの構築により、売上金データ送信の効率化、入出金を通じた管理機能が可能
  • 買収をテコにスロット機の支払いユニットや周辺機器の稼働状況を一括管理できるシステムの構築も展開。成長像は「単なる機器販売にとどまらず、金銭の支払いにかかわる機器の導入・保守サービスを一括で担う会社」
  • 足元のPERは41倍と割高だが、市場では買収について好意的。「もともと日金銭の財務には余裕があり、自社の得意分野を強化する意味で前向きにとらえている」「機器売りからビジネスモデルを転換し、利益面の改善が進めば上値を狙う展開も」
  • カジノ関連はもともと参入障壁がきわめて高い市場だけに、収益改善の余地は大きい。スロット機本体の製造を手掛けるコナミの場合、2013年度のカジノ事業の営業利益率は23%。日金銭もFL社買収をきっかけにビジネスモデルを変えることができれば、市場の予想を上回る「大化け」の期待も

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日本のカジノ、どこにあるといいですか?

1位はともかく、この2位はどうでしょう・・・。

日本のカジノ、建設希望地1位は?
出所:R25、福井新聞
2014-09-12

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