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「太陽光発電バブル」ははじけるのか?(続き)

昨日に続いて太陽光発電関連のメモです。

“金になる太陽光に群がった素人事業者”…海外誌批判 再エネ買い取り拒否問題
出所:Newsphere 2014-10-16

  • 2012年に、再生エネで作られた電力を一定価格で買い取ることを電力会社に義務付けた固定価格買い取り制度(FIT)が開始。しかし、一部の電力会社が、太陽光発電事業者からの新規の送電網接続拒否を発表。制度の問題点が浮き彫りとなった。FITは、太陽光とその他再エネを奨励するため、ドイツを模して導入。太陽光に関しては、買取価格が世界最高水準に設定されたため、約2年間の間に、日本は世界2位の太陽光市場となった。昨年日本国内で設置された太陽光の発電規模は、ほぼ7.1ギガワット(1ギガワットは原子炉1機分に相当)で、スペインにある既存の太陽光発電の規模を上回る。
  • ところが、10月初め、九州、沖縄、四国、東北、北海道電力が、大規模太陽光電力事業者からの新規の送電網接続の申請を保留すると発表。発電の不安定さを理由に、送電網がリスクにさらされるのを防ぐため。小渕(元)経産相は、解決策を探るため審議会招集を発表。「政府は2030年までに再エネからの電力を全体の20%にする目標を今でも掲げている」
  • 再エネ関連月刊誌Rechargeによれば、「ソフトバンク孫正義氏によって創設された自然エネルギー財団(JREF)は、再エネ推進の最大の障害は、電力会社の送電網接続の拒否と指摘。九州電力は、7月の終わりには、送電網接続への申請は、12.6ギガワットに達し、その日中における最小需要8ギガワットを上回ったとして、接続の停止を正当化。しかしJREFによれば実際に接続されているのは3ギガワットそこそこであり、そのような状況で突然申請受理を保留するのは、普通のビジネス感覚では不当であり、再エネビジネスに大きな混乱を招く」
  • イギリスでは1キロワットあたり約18円ほどの太陽光の買取価格は、日本では消費税抜きで現在32円。日本の太陽光への投資は、2013年は296億ドルで、2010年の3倍以上。FITの高い買取価格が魅力で、多くの事業者が参入したことが、問題の一因になっていると指摘する専門家は多い。FITの認可を受けても、プロジェクトを進めない事業者も多く、経産省は4月から認可取得後6か月までに、土地と設備の確保を行うように義務付け。金になる太陽光に、実行可能なプロジェクトを行う知識や資本を持たないにもかかわらず、幅広い分野から事業者が参入。匿名の業界ウォッチャー「無責任な事業者を排除するため、電力会社は今回の接続拒否という措置に出たのでは」

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