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京急はなぜカジノに参入するのか?

私は東武東上線という超地味ーな沿線に住んでいるので、「沿線のブランド価値を高める期待」というのは非常によくわかります。

京急、カジノに賭ける成長戦略
出所:日経 2014-09-05

  • 京急(9006)は、カジノ事業参入を正式表明した8月15日を挟んで7日続伸、950円台と10カ月ぶりの水準に上昇
  • 京急は現在、訪日外国人急増の恩恵を享受している代表銘柄のひとつ。羽田からの観光客が都心に向かう路線はモノレールか京急線しかない。京急の羽田空港国際線ターミナル駅の乗降人員は前期比3割の伸び。2014年4~6月期決算では大手私鉄14社中、唯一主力の交通事業で増収。しかしJR東日本が8月19日「羽田空港アクセス線」構想を正式発表。これまで京急がほぼ独占していた外国人観光客を、JR東日本が羽田から直接新宿など都心に運んでしまう可能性。ドル箱の外国人観光客を囲い込むためにカジノという新たな目玉が必要
  • 東急の正式な参入理由は「沿線の地域活性化のため」。横浜に目玉となるIR施設が出来れば、鉄道輸送量増加だけでなく、沿線に立地するホテルや百貨店、飲食店などに恩恵が及ぶ。最大1万人の雇用創出効果があるとはじく調査も。少子化による沿線住民の減少が避けられない中、沿線のブランド価値を高める期待がかけられている
  • 鉄道会社は不動産や百貨店など様々な顔を持つ。京急もグランパシフィック・ル・ダイバや京急EXインなどのホテルや京急百貨店、京急油壺マリンパークといった水族館まで傘下に持つ。平和島競艇場の運営も京急。その先カジノを含むリゾート運営までノウハウの活用が期待できる。
  • ゼネコンや不動産会社などと連合を組むにしても、総額5000億円以上の投資を賄う財務基盤については、やや心もとない。14年6月末の有利子負債残高は約5000億円に達し、自己資本比率は20%程度と同業の中で低め
  • 単なる鉄道会社でなく魅力的なレジャー事業を持つ銘柄に変わる可能性がある、収益面では勝算の高い勝負等々、現時点の株式市場の評価はまずまず

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