出所:Yahooニュース
2013-09-20
(抜粋)
- 19日発表された7月1日時点の基準地価で、大都市圏の地価底入れが鮮明になってきた
- 背景には、アベノミクス効果による企業業績回復や住宅需要の増加
- 2020年の東京五輪・パラリンピック開催で、大都市圏の地価がさらに上昇するとの見方も
- 地価上昇が特に目立つのは、住宅地・商業地ともに変動率がプラスに転じた名古屋圏
- トヨタ自動車のグループ企業が集積する愛知県三河地方では、戸建て住宅の需要増加。部品大手デンソーなどの本社がある同県刈谷市の住宅地は3・7%上昇。
- 商業地では、名古屋駅前の商業ビル周辺が、駅前の大規模再開発や27年開業予定のリニア中央新幹線などを追い風に5・3%上昇
- 首都圏でも、マンション発売戸数が8月まで4か月連続で前年同月比プラス
- 三菱地所レジデンスが東京都千代田区に建設中の高級マンション「ザ・パークハウス グラン 千鳥ヶ淵」は今月16日に発売され、22戸が即日完売。価格は1億6000万~5億4200万円だが、平均5・09倍という高い人気
- 東京都内では今後、東京五輪に向けて、競技施設や選手村が整備される湾岸地区や、開会式が行われる予定のオリンピックスタジアム周辺などで、地価の上昇基調が続くことが予想される
- 短期間に公共事業や都市再開発が集中することに対する建設コストの高騰が懸念材料